家庭の変化を経験して──言葉にならなかった葛藤が今につながる/「発言する大学生」白坂リサさんインタビュー(前編)
- 共同親権運動

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白坂リサさん(慶應義塾大学総合政策学部2年)は、政治についてまっすぐに語る若者としてメディアでも注目されている。また、中国籍の父を持ち、親の離婚や再婚を経験してきたことも言及してきた。日中間の軋轢が高まる中、「二つの祖国」を持つ彼女が、日本の制度や親たちをどう見ているのか。離婚再婚を経験し、同年配の娘を持つ筆者が話を聞いた。

あの日から「芸名」で生きているような感覚がある
「私の父母は3歳のときに離婚しています。父は旅行の仕事をしていて母と出会いました。母は4年前に再婚して白坂は母の夫、現在の父親の姓です」
白坂さんの「旧姓」は阿部。17歳で白坂姓になった。
「当時思春期で色々な葛藤があり、ちょうどそのころ、母が再婚した父親が、そうした相談に快く応じてくれたことですごく救われました。その半面、自我が完成する時期だったから、家庭環境が変わるというのは多少なりとも戸惑う経験でした。当然、再婚してから、中国に暮らす父親のことが家庭内でよく言われることはないです」
中国にいる父親とは、いっしょに暮らしたことはなかったという。2007年に中国製冷凍餃子の中毒死事件が起きて、母親側が日本で白坂さんを育てることになった。
「中国の父」、「実の父」、「現在の父」も、白坂さんからすれば呼称は「父親」になるため、それが誰を指しているかインタビューしながら、都度確かめた。名前が変わったことは大きな喪失体験だったようだ。初対面ながら、以後「リサさん」と呼ばせていていただいた。

