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ちゃんと共同親権オンライン

親権が父母ともになくなるとき

更新日:3 日前


「久しぶりです」というと、交番のYさんが笑顔を見せてくれた。


娘の20歳の誕生日がたまたま仕事で上京する期間にあたっていた。娘は高校生になって月

に1度過ごすという父母間の取り決め日に来なくなった。その間、母親は「子どもの意思

を尊重する」と言いつつ、取り決めの取り消し決定を裁判所に求めた。母親の再婚相手は

待ち合わせの場所に現れて、何度も交番に娘を連れ込んだ。


Yさんはそのとき仲裁に入ってくれた交番相談員だった。この日友人がいっしょに付き添

ってくれた。「子ども思いの父親だと思っているでしょうね」とそのやり取りを見て言っ

た。


前日、ぼくは古い仲間の母親にインタビューした。最近活動を再会している。「宗像さん

、目が泳いでたよ」と、2007年にぼくが子どもを奪われて、最初に自助グループに足を

運んだときのことを口にした。


彼女は、子どもたちが成人してやっと親権者の意向を気にしなくてよくなったと、子ども

たちに調停を申し立てた。2人の子どもたちは裁判所で「自分の意向」で会わないと彼女

に告げた。「会ってないと会いたいと思わないのよ」と初手のミスを後悔する。親子の生

き別れを顧みない社会の中で、別のやり方をしたからといっても、と思う。


子どもたちの態度は、自身を愚弄した社会への反発を、立場の弱いぼくたち親にぶつけて

いる。そんなことかと気づいて、娘の母親の家のポストに娘宛の手紙を入れる。



宗像 充

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