娘のメッセージを探して。なぜ娘は殺されなければならなかったのか? 親権問題の狭間で 第7話
- 共同親権運動

- 2 時間前
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2016年、秋田市で児童養護施設から一時帰宅中の9歳の千葉愛実さん(当時小学4年生)が殺害された。殺したのは実の母。元夫で父親の阿部康祐さんは行政の対応に不備があったとして、児童相談所を管轄する県などに約8000万円の損害賠償を求める訴訟を提起した。
7年間の別離の日々の末に再会した娘は、変わり果てた姿で阿部さんの前に現れた。
愛実との再会 冷たくなった娘との対面

7年間会えなかった愛実との再会の日は突然やってきた。
「心中か、9歳女児死亡」
新聞記事には大きくそのような見出しがあった。愛実の名前こそ書かれていなかったが、記事に書かれている情報は全て一致している。私は警察へ電話した。
「捜査中ですので何もお答えできません。」という返事。今度は明美のお父さんに電話した。「実は昨日警察署に来るように言われたんだ……。」間違いない!
すぐさま警察署へ車をとばし、駐車場へ飛び込んだ。一日中事情聴取を受けた。明美は一命をとりとめていたが、愛実は司法解剖をされていた。取り調べが終わると同時に司法解剖が終わった愛実が警察署へ着いた。
「娘さんにお会いしますか? 」と警察官から聞かれ「会います! 」と即答した。霊安室へ向かう足取りは重い。本当に重い。まるで足かせを付けられているようだった。いよいよ愛実との再会。だが、我が子と認識できない。どのくらいの時間が経っただろうか。両手が震えている自分がそこにいた。
目の前の子は口を大きく開けて何かを訴えかけているように見えた。「この子は何を言いたかったのだろう……」



