「共同親権とキャンセルカルチャー」4月12日シンポジウムに参加して
- 共同親権運動

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4月12日、「共同親権って何だろう? メディアが伝えてこなかったほんとのこと」というシンポジウム(主催・共同親権運動)が開かれた。
ライターや作家など、情報を発信する方々が抱く、共同親権についての様々な考えや自身の体験が語られ、議論になった。
男性運動の流れを汲む脱暴力のグループワークを主催し、自身も離婚と子どもとの別離を経た、カウンセラーの佐藤義則さん(メンズカウンセリング協会)が、参加した感想を寄せてくれた。

共同親権とキャンセルカルチャー?
まず初めに登壇された「情況」編集長の塩野谷さんのテーマは「共同親権とキャンセル・カルチャー、男性差別」というタイトルになっていた。初めにこのタイトルを見たときに「はて? 共同親権と男性差別についてはある程度そのような側面はあるかもしれないな⁉」と思ったが、「キャンセル・カルチャーが共同親権と、どのように関連しているのか?」と少し興味がわいた。
私たちは往々にして、昨今の離婚に伴う親権争いの状況を近視眼的な視座からそれらを眺め、自身の体験や価値から、そのことを意味づけ様々な感情が沸き起こる気がしている。
塩野谷さんの論旨はそこから少し距離を置き、この起きえている状況を歴史化し、その時代にある社会的合意や言説に関連付け、作動しているイデオロギーも感知しながらこのことを見ていこうとする姿勢が感じられた。まず初めにキャンセル・カルチャーについての説明と共に、それが社会的な言説にどのように影響を与えたのか。そしてその延長線上に男性差別につながっていく流れを紐解いている。
また、別な側面として情報を発信する側に対して様々な規制がかかってしまう権力関係についても示唆する内容であった。その思考には様々な事象を相対化し、二項対立に陥らずに議論を深めていく可能性に開かれていく流れがあると感じられた。まさに、私がテーマにしている、「社会構成主義(ポストモダニズム)」のアプローチが垣間見える。



